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♪ジリリリリーッッ♪
音が勢いよく鳴る目覚まし時計を止め、
ダラダラと学校に行く準備を始めた。
―――赤峰里奈―――
中学一年生。
もうすぐ三学期が始まる。
中学生になると何もかもが始めてて新鮮だった。
家族はお母さん、弟、あたしの三人。
彼氏はいない。
今までに何人かいたが・・・お互い
そんなに好きになれなくて
結局すぐに別れてしまっていた。
この時のあたしは何処にでもいる普通の女の子だった。
はぁ・・・
準備ができたから、すぐに家を出ることにした。
朝ご飯なんて食べない。
この時お母さんはいない。
弟はまだ寝ている。
そしていつものようにドアに鍵をかけて家を出た。
「里奈おっはょー♪♪」「おはよ!里奈」
教室に入ると、真衣と美結の声が響き渡った。
この二人とは部活とクラスが一緒で仲良くなった☆
とくに真衣はいつでもテンションが高い。
「おっはょ~ん♪」
休み時間も一緒、トイレも一緒。
そして帰るときも。
ダルい授業、部活が終わって家に帰る。
あたしは帰りに図書館に寄って
本を読んで帰るのが習慣だった。
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