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家に帰って一人でいると
思い出しちゃう・・・昔のこと・・・。
そしてあたしの中の何かが、溢れ出て、近くにあったカッターを手に取った・・・。
そして手首を切った。
けど怖くて深くは切れない。
なんだか涙が止まらなかった。
あたしはいつしか"死んだ方がいいのかな"そう思うようになっていた。
こんなことで死ねないのは分かってる。けど、傷つける以外なかった―・・・。
次の日俊樹さんが
「連絡待ってる・・・!」
ってアドレスとケー番が書いてある紙を渡してきた。
―その下に[一人で抱え込むなよ!俺がいるから。]
そう書いてあった。
俊樹さんの優しさに心打たれた。
(ありがとう・・・・・)
あたしはその紙を眺めた。
嬉しくてたまらない。
あたしはこんな気持ちになるのが初めてだった。
"本気で人を好きになる"
ってことが。
【ありがとo(^o^)o元気でたよ!】
―送信―
この時・・・初めてあたしは実感した・・・。
(あたし俊樹さんのことが好きなんだ・・・)
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