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次の日、あたしは急いで図書館に向かった♪
「俊ちゃん・・・?」
「里奈、早かったな。またさぼったのか?」
ギュッ💓
「会いたかった、会いたかったよぉ・・・」
「俺も♪」
それから四時間たわいもない話で盛り上がった
カチカチカチ・・・
時計が八時を回った。
とうぜんあたしは中学生の女の子。
こんな時間までいていいはずがない。
「ねぇ、俊ちゃんはこの時間でお母さんとかに怒られない?」
「・・・・。」
「??」
「俺さぁ、お母さんいないんだよね。
交通事故で死んだんだ。」
「・・・っごめっ―」
「俺はお母さんいないし、学校ではイジメられてて、
必要とされてないと思ってた。
けど、里奈に逢って俺にも居場所がある!って嬉しかったよ。」
「あ・・・」
「あたしもね・・・小さい時親が離婚して、お父さんいなくて、昔からイジメられてて、死のうとしてたから、俊ちゃんがあたしを好きだって言ってくれて嬉しかった。」
ハハッ
「似たもの同士だな。俺たち。」
「うん♪」
「もう遅いから送ってくょ。」
「ありがとう。」
「じゃ、またね」
チュッ☆
(・・・え)
「・・・俊ちゃん・・・あたし―
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