第一章:別れと気付き

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間違いない。 信じたくはないが、間違いなく彼女の…優菜の家族だった。 優菜とは中学の同級生で、中学の卒業式の日に俺から告白して付き合うことになった。 中学に入学してすぐに好きになり、 それから約3年間の片思いを実らせた瞬間はとても幸せだったのを今でも昨日のことのように覚えている。 高校3年生になったばかりの今まで約2年間、彼女の家族にも仲良くしてもらい、去年の夏には家族キャンプにも誘ってもらったり、浩一郎さんとは2人で釣りに行ったりもして、本当によくしてもらっていた。
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