第一章:別れと気付き

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……なんだがすごく淡々としている。 いや、こんなときだからこそしっかりしなきゃと思うのか、 それとも文章にするから淡々としているように感じるだけだろうか。 普段のちょっとチャラいような雰囲気とはまるで別人に感じた。 しかし、事情聴取やマスコミ……。 お見舞いも遠慮するとのことだから、今はまだ和也さんに直接会ったりするのは難しそうだ。 ふと携帯の時計を見てみたら、もう8時40分になるところだった。 学校に休むと連絡をするくらいはしなければいけないだろう。 そう思い、電話帳から学校の番号を選び電話をかけた。
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