【一章】

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ーーーカランコロン、と小気味のいい音が響く。校長の鳴らす鐘の音だ。 「もう終わりですね。委員長、号令を」 知恵がそう言って魅音に声をかける。 「きりーつ、礼!」 「「「ありがとうございました!」」」 雛見沢村唯一のこの分校では、この光景がもう日常となっていた。 「おっしゃ、飯だ飯ー!」 「さっ、机をくっつけよー!」 「……ぺたー☆」 「沙都子、早く早く!」 「っもう!早すぎですわー!」 ガヤガヤと騒がしいこの五人は、何時ものように弁当を広げた。
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