7月2日

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 次の日の朝、ボクが起きると、お母さんは化粧をしていた。 「お母さん、おはよう。」 「おはよう」 いつもと変わらない朝。 お母さんは、海沙にミルクをあげたあとに仕事に行く。 「華月、お母さんはお仕事に行って来るから、良い子にお留守番しててね。」 「わかったよ」 「冷蔵庫にチャーハンあるから、温めて食べるんだよ。」 「うん。」 ちょぴり寂しいけど、お母さんはお仕事だから仕方ないんだ。 「きょうは、なんじに、かえってくるの?」 お母さんは、少し考えてるみたいだった。 いつもなら、9時には帰るよって言うのに、何時かは答えてくれなかった。 「お母さん、いってらっしゃい」 「華月、いってきます。」 お母さんは、いつもと違う大きなカバンを持って仕事に行った。
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