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☆桜の過去☆
桜は喧嘩女学院の四天王だった。
女学院の総長は、恵だった。
恵は病気で毎月一回は検査入院をしていた。
「桜?お前に話したいことがある」
「恵さん、何ですか?」
「私が後どのくらい生きれるか分からない、だから、お前に総長を任せたい」
「恵さん…私には総長なんて向いていません」「お前なら出来るさ。お前には仲間を大事にする心を持っている」
「仲間を大事にする心を?」
「あぁ、仲間を大事にしないと下の奴らはついてこない」
その時、桜は恵に言われたことを守ろうとした。
「私は、女学院の総長として喧嘩ばかりやってきた。青春なんかやったこともなかった」
「恵さん…」
「桜…総長をやってくれ。私がいない間女学院を任せた」
恵の言葉に涙を流す。
「桜は本当に良い子だな。さすが、私が決めただけある」
「恵さん…私やってみます」
その言葉を聞くとニッコリっと笑みをこぼした。
桜の話を聞き終わったリクは…
『総長の恵さんはどうなったんだよ』
「恵さんと四天王が卒業する時に亡くなったわ」
『そうだったんだ。でもそれから桜はどうしたんだ?』
「私は、眞子に総長を任せたわ」
『恵さんの約束を破ったのか?』
「破ってはないわ。今はここの総長よ」
『それはそうだか…』
桜はものすごく辛そうな表情を見せた。
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