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「大丈夫か?」
「うん」
「はい」
「よかった。ありがとうなケルベロス」
「ガウガウ」
二人の無事を確認し、共に戦った獅子の精霊の頭をかいてやるとその精霊は気持ちよさそうに眼を細め頭すりつけてきた。
「大丈夫だったマサユキ?」
大勢の野次馬とレストランを包囲していた警官を壁を超え女性が一人、マサユキ達に近づいてきた。
「……母さん」
着ている服からは物静かな印象を受ける。
その女性がマサユキの母親だと言う証拠である銀色の髪を肩まで伸ばししている。
「えー!?マサユキのお母さん?」
「話は別場所でしましょう、警察には私が話を通して来たので大丈夫よ。ケルベロス後をお願い、さぁ行きましょう」
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