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「……」
二人ともこの質問に答えることができなかった。
何故なら……。
「唐突すぎたかな?」
「いえ……楽しんでると思います……」
そうは言ってもアズマリアの顔は暗い。
「何か悩みごと?私で良かったら聞くけど?」
そのアズマリアの顔を見てジュリアはそう言った。
「え……あの……その……」
「マサユキに関わることなら、マサユキが帰ってくる前に、ね!」
「はい……マサユキ君には言わないでください、彼も知られたくないと思うから………」
アズマリアは昨日のマサユキと学園長の会話を、偶然聞いてしまったことをジュリアに話した。
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