第四小節 デート

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「……」 二人ともこの質問に答えることができなかった。 何故なら……。 「唐突すぎたかな?」 「いえ……楽しんでると思います……」 そうは言ってもアズマリアの顔は暗い。 「何か悩みごと?私で良かったら聞くけど?」 そのアズマリアの顔を見てジュリアはそう言った。 「え……あの……その……」 「マサユキに関わることなら、マサユキが帰ってくる前に、ね!」 「はい……マサユキ君には言わないでください、彼も知られたくないと思うから………」 アズマリアは昨日のマサユキと学園長の会話を、偶然聞いてしまったことをジュリアに話した。
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