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「……」
アズマリアの問いに答えるジュリアの顔は、今にも泣きそうであった為か二人の口からは言葉が出てこなかった。
「二人に一つお願いがあるのどんなことになってもマサユキの味方でいて……そうしないと今度こそ心を閉ざして何処かへ行ってしまう気がするの……」
「大丈夫ですよ。今の事をマサユキ君に話せばきっとわかってくれます」
「そうです！隠してるけどマサユキはすごく優しいから、ジュリアさんも後悔してるって言えばきっとわかってくれます」
「そうね……そうだといいわね」
真実を話して彼がどんな反応をするのか……ましては許してくれるのかそれは分からない。
しかしジュリアは彼女達の言うように自分の子供と真剣に向き合うことを心に決めたのだった。
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