第四小節 デート

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―――そして時間は夜七時 辺りは闇に覆われている……そんなときに寄宿舎の前に一台の車が停まった。 「着いたわよ!」 マサユキと同じ銀髪の女性シバ・ジュリアが後ろに乗っているベルフラウとアズマリアの方を運転席から振り返って寄宿舎に着いたことを知らせる。 助手席には疲れはてて眠っているマサユキの姿があった。 「あっはい、今日はありがとうございました。夕食までご馳走していただいて」 「いいのよこっちも楽しかったから」 アズマリアはお礼を言ったが、ジュリアは別にどうってことないような様子で言った。 「ベル、マサユキ君。起きて着きましたよ」 「う~ん」 アズマリアがベルフラウとマサユキに声をかけると彼女は眠そうに眼を擦りながら起きた。 「マサユキ君起きて下さい」
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