第四小節 デート

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精霊の姿は大きく分けて三種類に別れる。 人間と同じ姿をしている精霊、獣のような姿をしている精霊、そして半人半獣の姿をしている精霊もいる。 彼女が驚くのも無理はない。 ケルベロスは獣の姿をした精霊なので、セイロウ種族に分類される。 セイロウ種族は獣の姿をしている為か、人語を操れる者は少ないからである、現にファンタルジア学園に常駐しているセイロウの精霊は人語を話さない。 「あの少し聞いても良いですか?」 「マサユキと精霊についてか?」 「はい」 「……まあ我も話せる事は少ないがいいだろ」 長話になるのでアズマリアはケルベロスに飲めるかどうかわからなかったがお茶を出し、二人と一柱はクッションを床に敷き向かい合うように座った。
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