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その日も俺は、家の屋根の上で寝そべって、夜空を眺めていた。
別に星を見ようと思い夜空を眺めていたのではない。
ただ『ボー』っと夜空を眺めているだけである。
暫く何も変わらない星空を見ていたら急に俺の意識は闇へと沈みそうになっていた。
「こんな所で寝てたら風邪引くよ?」
その声で眼を開けると、そこには肩まで伸びた青の長い髪、身長は自分より少し低い少女が立っていた。
歳は自分と同じ……ある理由で5歳の少年少女がこの島に集められているからだ。
「何だお前か……」
一瞬期待した。
眼を開ければもしかしたらあの精霊が迎えに来てくれたのだと言う事を……しかし現実は残酷だった。
そんな現実ならと再び眼を閉じ再び意識を闇の中へと沈めようとする。
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