272人が本棚に入れています
本棚に追加
「…………………」
まつ毛~!つけまつ毛~!♪
朝、とある女歌手の歌が流れた
それは夏海にとって朝を知らせる音
起きなければならない事を知らせる音だった
「…………はッ!!」
夏海はガバッと起き上がり携帯を探す
そしてアクビを一回すると夏海は洗面台へ向かった
「ね……眠い……」
夏海はそう言いながら蛇口をひねる
ジャーーーと言う音と共に夏場の生ぬるい水を顔にかけた
「……ふぅー!…………
………昨日の音、もしかしたらこの音だったのかな…
どこかの部屋で水を使った音
この音が聞こえるってことは…」
夏海は壁に手をつける
「私のこの洗面の音も他の人に聞こえてるかもね…
どんだけ薄いのよこの壁」
夏海は歯を磨きながら言った
そして洗面をすますと夏海はいつものようにメイクをしスーツに着替えた
「………よしッ!今日も頑張るぞッ!!」
夏海は職場に向かった
最初のコメントを投稿しよう!