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「どうしたの不知火ちゃん!初めて難しい顔して」
なんだろう…バカにされてる気が
「実は昨日一人暮らしを始めたんだけど私の住む一個下の階の人に
あなたの住む家何かあります的な事を言われたのよ
それが気になって気になって」
「へぇ~、一人暮らしはじめたんだ~」
八木沼は手に持った熱いお茶をすする
「この家、実はお化けが出るんですみたいな?」
「でも不動産にそんなこと言われてないような……
その夏海の言葉で八木沼は言った
「不知火ちゃん、ちゃんと不動産に聞いた?
この家、お化けとか出ませんよね?とか」
「え?」
「不動産は実は霊が出るとか基本、相手に言わないんだ
もし相手が霊が出るかを聞いてきた時だけ霊が出るとかを教えてくれるんだよ」
夏海は驚いた表情を見せた
「そう言えば………私聞いてない……」
夏海は下を向き黙りこんだ
「………………」
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