一日目 音

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 「な…なあ、まあそんなに悩む事はないぞ! だってまだ何か起こった訳じゃ無いじゃん!」 たしかに八木沼の言うとうりだわ まだ何も起こっていない 度胸がある それは別の意味でとらえれば 女一人で一人暮らしするなんて度胸あるなともとれる 「た、たしかにそうよね!悩み過ぎだね私!」 夏海は少し顔がひきつっていたが笑って見せた 「おお!そうだぞ不知火ちゃん! ほら!俺が作ってやったコーヒーでも飲みな!」 八木沼は左手にコーヒーカップを用意していた 「あ、ありがとう……」 いつの間に用意したんだろう? 「いただきます」 夏海はコーヒーカップを口につけ飲む 「……!?」 八木沼は湯飲みを持ったままその場を後にする 「じゃあね不知火ちゃん♪」 「甘ぁあいッ!!!! 八木沼ぁ!!何個砂糖入れたのよッ!」 「ひゃひゃひゃ!角砂糖十個♪」 夏海はコーヒーを吹き出した
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