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二人はワイワイと騒ぎながら料理を食べる
すると明奈が言う
「そう言えばあんた一人暮らし始めたんだってねッ!」
唐揚げを頬張っていた夏海は急いで胃袋に流し答える
「そうだよー!やっぱり一人暮らしは最高だよ!
何をしてもいいしまさに自由!フリーダム!
少し寂しいって気持ちもあるけど最高!」
明奈はふぅんと言うとラーメンをすする
「でも一人暮らしは気おつけなさいよ
一人暮らしと聞いて寄ってくるバカな男とか
平和だと思ってるこの日常も実は殺伐としてるし
犯罪なんてそこら辺で起こってるし
ニュースで報道してる事なんてほんの一部だけなんだから」
さすが刑事、言葉が重い
「大丈夫だよ~私にはアキちゃんがいるから」
「あんたね~」
二人は互いに笑い合った
そして料理を全てたいらげお会計をする
「ここは私が払うわ」
「え!?いいのアキちゃん!」
「あんたの一人暮らし記念よ」
「なら杏仁豆腐も食べればよかった………」
夏海はぼそりと言った
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