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峯川も一緒に戻ると先ほどの北見が駆け寄ってきた
プールサイドは走ると危ないですよ。と悠は心の中で軽く忠告しながら北見を見ていると先ほどよりも力強く峯川の頭を小突いた
「痛いですよ!北見さん」
「んなことより、帰ってくるのが遅い!」
そういって北見は峯川を連れて行ってしまった
「悠も皆さんのところへ行きますよ?」
「あ、はい」
大輔に言われ悠も芸能人チームのところに向かう
「遅くなってすいません」
「あぁ構わないよ。今順番確認してたところだから。悠君は平泳ぎだから2番目だね」
確か32歳だった俳優の男性は柔らかな物腰で悠に確認した
「はい」
「ちなみに…最速タイムは?」
悠は大会で出したことのあるタイムを思い出す
「確か、50メートルを28秒前半でした」
「それ、とっても速いよね?」
「確かその大会では1位だったと思います」
周りからおぉ~という声が聞こえてきた
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