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▼面白くもない日常の話_
アーリマン「おや、まだ起きていたのですか」
鳳来「おー…ホラ、明日は礼拝頼まれてっからよ、迷える子羊ちゃん達を救いに行く訳よ。」
アーリマン「……迷える子羊ちゃん達が可哀想です(ボソリ」
鳳来「あ?何か言ったか?」
アーリマン「いえ何も(^^*
それ、聖書ですか?」
鳳来「あぁ。なんかな、最近愛についてあぁだのこうだのって悩みが多くてよ、いい資料ねェかなぁと思って……あ。」
アーリマン「なるほど…最近の人間達は愛に迷って生きているのですねぇ…(ハフー」
鳳来「…"独りでいるよりも、二人でいるほうがずっとよい。
仕事にしても二人で働くほうがはかどる。
また、二人で寝ると二人とも暖かいではないか。
独りっきりで寝て、どうして暖かくなれよう。"
………どうよ?(ニカッ」
アーリマン「……実に変態で何よりな有り難いお言葉ですねぇ。
貴方は私を苦しめたいのですか?」
鳳来「……あ、たまーにお前さんが悪魔だって事忘れちまうんだよな…すまんすまんw」
アーリマン「全くです…ですが貴方の変態気持ちがこもった言葉でダメージは少ないようです(^^*」
鳳来「……素直に喜べねェわそれ。」
アーリマン「それほど仲睦まじくなったと言う事でしょう!とても喜ばしい事です!
…ですがここにいては私の身が持ちませんので…先に床につかせて頂きます☆バチン」
鳳来「おーそうしてくれwうっかり祓っちまいそうだしよ。」
アーリマン「それは御免被ります♪では鳳来、おやすみなさい(^^*」
鳳来「もうおはようの時間だけどなーおやすみw」
鳳来「悪魔と人間が仲睦まじくねェ……
"ゆめゆめ悪魔と交わりを持たぬように。
誰も、神の杯と悪魔の杯を同時に飲むことなどできない。
神の食卓と悪魔の食卓に同時につくこともできない"
……俺にはこの言葉がぴったりだな。
…さてと、寝るか。」
後悔は、していない。
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