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『…ｻﾞ……ｻﾞｻﾞっ、そちらの状況を報告をどうぞ』
ﾊﾟﾄｶｰにある無線機からﾉｲｽﾞ混じりに男性の声がする。
ﾏｯｸｽは無線機を取り応える。
「こちらﾏｯｸｽ。部屋に入ると男性が女性を殺害、警告を無視して襲い掛かって来た為、已む無く発砲、犯人は死亡。今は相方が他の階の住人に聞き込み中だ」
『了解、そちらへ警官二名を向かわせた。彼方此方で暴動・傷害・殺人等が発生中だ。そちらが終了次第に署に一度戻ってくれ』
「マジかよ…。了解、戻ったら補給次第、出るわ」
『すまない、発生した事件数より警官の手が足りなくなった。…それとまだ確認は取れてないが、警官何名かと連絡が取れない。』
「…マジか？」
『あぁ、万が一と言う事もある。用心してくれ』
「了解…」
暑の同僚の話に予感が益々強くなる感覚があった。
(…気のせい、だろ)
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