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さっきのスイカ割りでかなり疲れた僕たちはカップル達で賑わう海の家に向かっていた…
「か~せ君❤私…早く冷たいかき氷食べたいですわ…」
そういって僕の腕に抱きついてくる時雨さんの胸が……ヒャ~ッホ~
『それでは、そろそろ水着美女コンテストの募集を締め切りますので参加者は急いで下さい』
コンテストか…時雨さんが出たら優勝位簡単何だろうな…
すると僕の考えている事に気がついた時雨さんは…
「ウフフ(笑)、枷君は私の優勝する姿が見たいですの?」
「はい!!」
「良いですわ(笑)私が枷君に優勝をプレゼントしますわ」
やったー!!ティアラを着けている時雨さんの姿が思い浮かんでくる……たまんね~
「じゃあ、俺も参加する~的な」
いや、無理だろ…けど面白くもなるかも…
「良いですわ…皆さんで出ましょう」
浮かれている時雨さんに炎也がすかさず突っ込みをいれる
「いや、男が出て良いものなのか…?」
うん、いけないと思うな…
「良いんじゃね?出ても…」
弟君!?、それは良くないよ~…
「じゃあ決まりですわ…」
や、やってしまった…
「あら~?枷君とっても似合ってますわ(笑)」
「似合ってちゃいけないんです!!」
全く、何で参加することにしたんだろう…
「ウヒョ~!?こんなのはいて大丈夫的な?」
あいつはどこだ!?こんな事になったのはあいつのせいだ!!
「あ、枷~」
右後ろ角度32度…くらえ俺の右フックを
ボキッ
「ぐふっ」
その場に倒れ込んだのは…
「氷雅、てめえ~何しやがる!!」
炎也だった…
「ごめん…けど似あー」
「喋るな!」
酷い…、間違っただけなのに…
「ねぇ~ねぇ~似合う的な?」
そうして僕の目の前に現れたそいつは……はっきり言おう…
「光…かわい………くなんかねぇ~よ!キモいに決まってるだろ!!だから頭が悪いやつは!!」
「枷君…あまり友達をいじめてはいけませんよ…ほどほどにウフフ(笑)」
最近時雨さんがSに目覚めてきだした…
『それでは初めます…』
~~~~中略~~~~
『次はエントリーNo.36。枷 氷子さんです』
ついに僕の番がきた…
「枷君大丈夫ですわ、似合ってますから…お婿に行けなくなっても私がもらってあげますわ」
時雨さん…だから似合ってちゃダメなんです…
『枷さん?』
「今いきま~す」
もう覚悟を決めよう…
この五秒後に〔悪い方の〕悲鳴が会場に響いた事は言うまでもない…コンテストは時雨さんの優勝で終わった
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