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俺たちの反応を見た1号サチエルが心底不思議そうな表情で声をかけてきた。
「あら?どこか変でしたか?あんなに何度も練習しましたのに……やはり、あの、オートバイとか言う原始的な乗り物で登場しなければいけなかったのかしら?」
横から2号ユミエルがサチエルに声をかける。
「いえ、おねえさま。やはり、あの風車のついたベルトを腰に巻いていなければならなかったのでは……」
「そうゆう問題じゃねえだろ!」
俺は立ちあがりながら、たまらずツッコミを入れた。
「そのシリーズの第一作って、何十年前だと思ってんだ?この二尉でさえ生まれてもいない頃だぞ!おまえたち一体いつの時代の人間だ?!」
「まあまあ、早太君」
同じく気を取り直して立ちあがった桂木二尉が俺の肩をたたきながら、なだめるように言った。
「多分、地球から40光年ぐらい離れた所でテレビの電波を拾っちゃったんでしょ」
「ああ、ラミエルが初めて地球に来た時に俺にかましたボケと同じパターンか」
そう言いながら俺はラミエルに冷やかな視線を向けた。が、明らかに何の話だか理解出来ていないラミエルは、ただ笑ってごまかした。
「え?あの……あ、あは、あははは」
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