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麻耶が話を引き取る。
「ねえ、ラミちゃん。あなたの星から送られて来る物って、あのちびっとの金だけなの?他にはなんかないの?」と麻耶が訊く。
ラミエルは、麻耶の肩からパーッと顔を上げて、こっちがびっくりするような大声で叫んだ。
「忘れてました!金の他に月に一回、一個だけ兵器が転送されて来ます。」
俺は今度は本気でびっくりした。
「へ、兵器だと!一体どんな兵器なんだ?」
「それが……何が送られて来るのかはわたしにもその時にならないと分からないんです。ただ、あの赤い球体が転送出来るのはせいぜいこの星の単位で……ええと」
とそこまで言ってラミエルハはシャツのポケットから銀色の丸い平べったい物体を取り出した。俺にはどう見てもコンパクトのように見えた。
が、コンパクトと同じようにパカッと開いてみるとなんとそれは携帯用コンピューターだという。何でも現在の地球にある最高レベルのスーパーコンピューターの数十倍の性能だそうだ。
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