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いすが用意されていてそこに座る。
「んじゃ、まず質問するから。素直に答えてくれ」
「はい」綾部先生は淡々と質問していく。
「魔法を使った経験は?」
「ありません」
「魔法の知識は?」
「ありません」了解といいながら綾部先生はメモをしていった。
「じゃ、次はお前の得意な属性を見るから。あ、痛いとかそんなのないから心配するな」そう言って私の手を握る。静かな時間が過ぎる。
綾部先生は困った表情をした。
「やばい、読み取れない」そういいながらももう一度チャレンジしていた。
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