1.蒼井夏子

5/14
前へ
/38ページ
次へ
 話しを見ていると、綾部先生は一見怖そうに感じるが中身はかなり面白いことが判明した。クラス全体の雰囲気も悪くはない。楽しく学園生活が遅れそうな気がした。  その日の授業は終わり、家に帰ってきた。 「ただいま」と私はうれしそうに玄関の扉を開ける。 「おかりなさい」優しいお母さんが迎えてくれた。すぐに、今日あったことを話した。お母さんもうれしそうだった。 「早くなじめるといいわね」 「うん。宿題やってくるね」私はそう言って自分の部屋に入った。  私の部屋は小さいながらもある。机とベットと、そして笛があった。リコーダーと呼ばれるものだ。小さい頃から笛が好きで、このリコーダーは親に頼んで買ってもらったものだ。ソプラノとアルトと呼ばれる二つのリコーダーを買ってもらった。ソプラノのほうは、高い音が出てとても綺麗だ。アルトは、低い音が出て、大きさもソプラノより大きい。 今日もすぐに練習した。好きな曲をリコーダーで吹くのはすごく好きだ。時間を忘れていつまでもできる。お父さんが帰ってきたみたいだ。すぐにリビングに向かう。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加