1.蒼井夏子

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 仲良く家族3人で夕飯を食べた。今日のご飯はカレーライス。私の大好きなご飯の一つだ。楽しく話しをしながら一日を終えた。明日からいよいよ授業が始まる。わくわくが止まらない。そうやって私は静かに眠りについた。  夢の中だろうか。私は家にいた。 「これ、現実なのかな。それとも夢なのかな」内心そう思いながらも部屋を出る。両親が眠っているはずの寝室に両親がいない。これは夢か。でも、なんでこんな夢を? 「こっちですよ」男の子の声が聞こえた。その方向になぜか勝手に足が進む。 「だれ?」そう私が訊ねると男の子はくすくす笑った。 「君が一番僕のことを知っているはずなのですがね」意味が分からない。  ある階段についた。しかし、その階段は扉でふさがれていた。確か、お母さんがここの鍵をなくしてしまっておりれなくなったんだっけ。 「この下に貴方はいるの?」 「はい。その鍵を開けることができますか?」私は扉の前に手をかざす。すると扉は蒼く光った。何かの紋章が出て、そして扉が消えていく。
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