おまもり

１．蒼井夏子

　前に書かれた文章と図を見る。魔法を扱うにはまず、各自の中にある魔力を使わないといけない。その魔力を上手く出すことができれば、魔法はすぐに出てくる。だから、まず魔力のコントロールが大切。出したい力をイメージする。そのイメージを強くさせることができれば、魔法が出てくる。

「意味分からない」そっとつぶやいてしまった。すると、１人の女の子がくすりと笑った。
「簡単だよ」その女の子は笑顔で答えた。

「あ、ごめんね。私の名前は、舞子」
「私は夏子」そう言って握手を交わした。

「桜舞子っていうんだ。私は一応、貴族だったから魔法は一通りできるんだよ」と笑顔で舞子は言った。私は素直に驚いた。
「舞子ちゃん、すごいね。できたら、教えてほしいな」舞子はうんとうなずいた。

「まずは、イメージすることが大切なんだ。自分の好きなことでいいんだよ。何かイメージしてみて」いわれたとおりにイメージをする。何にしようかな。水がいいかな。私は噴水をイメージした。