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私は何故こんなことになったかと思い始めた・・・・・・。
時間は今朝まで遡る。
私はいつものように図書館に向かった。
夏休みの暑い時期にクーラーがビンビンに効いた図書館は天国なのだ。
私はいつもそこで宿題をしたり、寝たり、寝たり、寝たりする。
私の行きつけの図書館は坂の上にある。運動部でもない私にはかなり辛いがそれも坂の上までだ。
「あちぃぃー・・・・・・。お茶でも持ってくるべきだったかな?」
私はそんなひとり事を言いながら坂の頂上近くまで来た。
図書館はもうすぐそこだ。
私は図書館へと続く煉瓦の道を歩いた。図書館の近くにある木からは蝉の声が聞こえている。
「あれ?今日は誰も居ない?」
いつもなら挨拶する清掃員の人や警備員が居ない。
詰め所に顔を出しても誰も居ない。
(変だなぁー。ま、こんな日もあるか)
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