過去

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久しぶりに入ったお兄ちゃんのお家は相変わらず殺風景だった。 よく言えばシンプル。 キョロキョロしてると 「おいで、みひろ。今日は僕の部屋で描こうと思うんだ。」 そう言って私の手を取り2階に上がるお兄ちゃん。 なんだか今日はやけに楽しそうだ。 部屋に入るなりお兄ちゃんは鍵を閉めて、私に衣装を渡す。 お兄ちゃんは私のコスプレしてるところを見るのが好き。 メイドさんとか、セーラー服とか時々、ロリータの服も着る。って言ってもゴシックなものが多いのだけど。 お兄ちゃんはマニアックだ。 でも嫌いじゃない。 今日の衣装は…スク水… お兄ちゃん ここまで来たのね。 着替えて、お兄ちゃんの所へ 「おいで。可愛いね。いいモデルになるよ。」 そう言いながら私の背後に回り首輪を付ける。 これは、印。 今、私はお兄ちゃんのものですってゆう印。 お兄ちゃんは私が首輪を付けると目付きが変わる。 獣みたいな、鋭い目付き。 その目付きが堪らなく好き。
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