勇者風呂

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バタン。 と扉を閉める音。 現れたのは 「なんだウィッチ、この装備は」 あつくるしい…… 「あら、似合ってるじゃない。 いいわよとても。」 そうね、 コーディネートしてあげたのはわたし。 黒のスラックスに焦げ茶色のベルト 白地のワイシャツ(ボタンは黒) に黒い細めのネクタイそして極めつけは…… 「吊り、いいわ。」 「いいのか?防御力下がりまくりじゃないか?」 またこいつは意味の分からんことを。 これだから男は。 「……そうか、ウィッチがいいっていうのなら いいんだろうな。」 後ろにくるっと回ってみたり ひっぱったりしてその感触を確かめてみた。 ……よくわからんけど、このヒモ、邪魔くさい。 よくありがちなのは 無駄な装飾品が多い割には ステータス変化が微妙なやつだ。 あれ、おかしいな。 ステータス見れないぞ?
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