決意表明

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◇◆◇◆◇  しばらくすると、凛先輩のキーボードを叩く音が止まった。そして必要以上の動きでエンターキーを押す。  あー分かるなその気持ち。確かにエンターキーは勢いよく押したくなる。 「あれ、終わったんですか?」 「ああ、得意科目の質問しか無かったからな。ひとまずは一段落したよ」  先輩は伸びをしながらそう言うと、パソコンの画面をパタンと閉じた。 ───我々相談部はその名の通り、生徒たちから相談を受けている。  創部当初は何もやることが無かったが、1年経った今では、月に1万を超えるメールが送られてくる。  いや、信じられないかもしれないけどマジで。  こういう風にHPを作ったら、生徒からはもちろん、何故か先生からの相談も受けるようになり、これまた何故か地域の人にも広まって好評になり、最終的に全国規模で相談を受けるようになってしまったのだ。  今度、テレビ局の方々が取材に来て特集が組まれるらしい。  相談事はさらに増えそうだ。
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