第1話・・ブレードチルドレン再び

3/3
前へ
/5ページ
次へ
校門へ向かう途中で歩の携帯が鳴った。 画面を見ると、兄の鳴海 清隆からだった。 鳴海 清隆 年齢は33歳。 年齢より若く見られる事が多い。 彼の実兄で、2年前の闘いでは悪役を演じ、弟の歩を様々なやり方で人間的な意味でも大きく成長させた人物で、今は警視庁に復帰している。 兄貴が電話してくるなんて珍しいと思いながらも 「もしもし・・」とりあえず、電話にでてみる。 『俺だか・・お前、まだ学校に居るよな?』 今朝、行く前に、ちゃんと言ってきたはずなんだが・・不思議に思いながらも 「そうだけど・・何か用事か?」 そう聞き返すと清隆は耳を疑うような事を言いだした。 『落ち着いて聞け、奴ら・・・ブ レード・チルドレンが再び現れた』 そんなバカな・・あいつらは2年前の闘いで組織そのものが消滅したはずなのに・・ 俺は正直、驚きを隠せなかったが 「で・・今度は、いったいどこに現れたんだ?」 俺は、すぐに場所を聞いた。 『月臣学園高等部・・お前と同じクラスに今日、編入してくる』 予想通りの場所を清隆は言う。 やはり・・そうか・・ 目的は、わからないがヤバイという事だけはわかった。 「そうか・・サンキュ、兄貴」 歩は、一言そう言って電話を切ると急いで校舎へと戻った。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加