夢じゃない…

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2日 おばあちゃん「夏ちゃん!いつまで寝てるの!?」 時間は10時を回っていた。 眠い目を擦りながら起きる。 彼の上着が目に入る… やっぱり夢じゃない… 私は、すぐに朝刊に目を通した。 しかし、それらしいものも乗ってない。 ニュースも見るがそれらしいものは報道されてない… やはり、死体自体が上がって無いのか… どうしよう… 上着を確認する事に。 すると、財布が出てきた。 財布の中に免許証が入っていた。 名前は… 長谷川 猛 17才!? 私より年下じゃん! 住所は、あっ!結構近い! 海の近くの家だ。 私は、上着を持って行く事にした。 そう死んだ事を伝えに… 私「おばあちゃん!ちょっと出かけてくる!」 おばあちゃん「あんた、ご飯はどうするん?」 私「いらない。いつも食べないから…」 おばあちゃん「ほぉね、外行くんなら、これ被りんさい。」 新しい麦藁帽子だ。 私「ありがとう。行ってきます。」 行ってきますなんて何年振りに言ったんだろう…
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