ウスバカゲロウ

3/5
前へ
/309ページ
次へ
泣き止んだ私は、元気よく家に入る。 私「ただいま~ぁ。」 おばあちゃん「夏ちゃん遅かったわねぇ。」 私「ごめん。」 おばあちゃんは深くは聞かず、ご飯を用意してくれた。 ありがとう… 心でそう呟いた。 ご飯を食べ終えてから、部屋に閉じこもった… 携帯の着信音が突然鳴り響く! あの着信音だ。 私「…いや…」 電話は切れては、また鳴り、切れてはまた鳴る… 私は切れた瞬間にサイレントバイブに切り替えた。 音は聞こえ無くなったが、携帯の着信を伝える光がそれから何度も輝く。 23時を過ぎた頃、ようやく携帯は輝くのを止めた… 携帯を見る。 不在着信58件あり… 異常だよ… メールも届いてる… 登録してない番号があるが、全て同一人物からだ。 メールには 『電話に出ろよ‼』 『お前どうなってもいいのか⁉』 『親に知れたらどうなるかな~ぁ😁(笑)』 同じような内容のメールが50件ある。
/309ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2382人が本棚に入れています
本棚に追加