2382人が本棚に入れています
本棚に追加
蛙がモーモーモーと鳴き始める。
さぁ、そろそろ帰るかな。
?「もしかして、夏ちゃん?」
突然、声をかけられ、振り向くと、一人の男の人が立っていた。
?「ワシよ!ワシ!辰夫よ!わからんか?」
私「辰兄?」
辰夫「ほうよ!えかったぁ。覚えてくれとったか。」
私の5つ上のよく遊んでくれた人だ。
昔は、かっこよかったのに…
お腹がもう出っ張って来てる。
辰夫「綺麗になったなぁ、夏ちゃん!」
私「ありがとう。」
辰夫「何しとったの?」
私「うん?懐かしいからちょっと散歩してたの。」
辰夫「そっか。もう暗くなるから、送ろうか?」
私「大丈夫。一人で帰れるから。」
辰夫「そっか…」
私「うん。じゃあねぇ!」
辰夫は少し寂しそうだった。
だが、今はあまり男の人とは一緒にいたくはなかった…
最初のコメントを投稿しよう!