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「人生女が駄目に成ったら〓終着駅ですよオヤジ…」
「何を言ってんだよお前達…〓終着駅は始発駅って言うだろうに…これから始まる、一時停車って所かな…」
「何か面白い、話しはねえんですか…」
「最近はねえな…」
「そんな分けはねえ…最近のオヤジは何と無く輝いてるもん…」
「そうか…お前達に内緒にしてたけど…仕方ねえ、実はよ…」
と言うと、太がゴクリと口の中の酒を飲み込んだ…俺は話し出した…
「〓冬の寒さに耐えて咲くってか…春のきざしが目の前に現れ、日本の四季の美しさ、花にめくられて行く、日めくりの様に…年月は何も知らなかった様に流れて行く…梅の花も咲き、今度は桜だ…桜の蕾もかなりのほころびを見せていた…午前10時発下り盛岡行きの、新幹線のホームに立っていた、〓いい日旅立ち…日本の何処かに、私を待ってる人がいる…今日は何と無く、一人で旅をしたかった、ホーム立つと、少し寒い様な気がした、もうすぐ4月なのに、と思いながら、入って来た新幹線に乗り込んだ、マックスやまびこの二階建てだ、この時間帯なのか、割りと空いていた、その座席にどっかと座る、待てよ、俺は今日、何をしに行くんだ、
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