屋台のピンキリ話…第一弾

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「ああ良いんだよ、切ったのかと思ったから、掛け直さなかったんだ」 「ごめんなさい、それでこちらには何時頃着く予定何ですか…」 「11時前には着く予定だ」 「解りました、でも私の方が少し遅れると思うんですが、なるべく早く行く様にします、家から駅まで遠いんです、ごめんなさい」 「良いんだよ、俺が、午後2時頃に行く何て言ってたから、俺の方が悪いよ」 「いえ、そんな事はないです、今急いでそちらに向かいます」 「慌てないで良いよ、危ないから」 「ありがとうございます、失礼します」 と電話が切れた、何となく電話が切れて淋しい様な気がした、何だか変だぞ、この裕子とは、今迄電話で何回となく話しているが、何時も変わらぬ喋り方と、綺麗な敬語が返って来る、この女…きっと良い女だ、話していると何となくそんな感じがして来る、背丈は165センチ位かな?色は白い方だと思う?髪は長くて?顔は多分美人の類に入る?何時も電話を切った後でそんな事を思い浮かべていた、この女と知り合ったのは、待てよ、まだ顔も知らねえ女に知り合った、と言うんじゃなく
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