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「お姉さん…おめえは、面白い事を言う女だな…歯切れは良いし、気に入ったぜ…まあ、俺の酒を一杯飲んでくれ…」
すると連れの男達が…
「貰えよ、この狸の会長、こんなんだけど…良い人だから…」
と言った…
「アンちゃん達も…」
「飲んで良いんですか…」
「馬鹿野郎…そんな事は言ってねえよ…さっき、こんなんだけど…って言っただろう…」
「ああ、あれね…本当の事だから、良いんじゃないですか…狸の会長…」
「皆俺の事を狸の会長と、呼んでるけど…俺は動物園で狸の飼育をしてる分けじゃねえよ…アンちゃん達、会長々々と言ってるけど、町内会長や婦人会の会長じゃねえんだ…〓愚痴じゃなけれど、世が世であれば 殿の招きの月見酒ってか…」
「その話は、前に何回も聴きましたよ会長…」
と若者は言った…すると女は…
「この狸の会長は面白い人だな…」
と言った…
「お姉さん…おめえを気に入ったぜ、歯切れは良いし、物をはっきり言うし、何よりもそのはすっぱな喋り方が最高だ…出来ればこの二人のアンちゃんと、付いてる物を付け替えたら良いぞ…もうちょっと俺が若かったら、嫁に貰いてえぐれえの女だ…」
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