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「ありがとう…この二人は、草食人間だから、面白くねえのよ…」
と話してる所に、顔見知りの店主が入って来た…
「そうだよな…お姉さんの言う通り、最近の男は、サラダとか、女が好む様な物から、カップ麺とか、コンビニ生活をしてるから、痩せ細って…〓俺は河原の枯れすすき…何て、背丈ばかりヒヨロヒヨロして、こんな身体じゃ、昔は予科練…〓若い血潮の予科練の、七つボタンの桜に錨ってか…とても徴兵検査には、合格しねえぞ…」
すりと商店主が…
「会長…古いですねえ…」
と言って笑った…
「だから、アンちゃん達も肉や魚を沢山食って、人肉とかペットを食っちゃ駄目だぞ…肉を食って少しは男らしく成れよ…」
「ハイ、解りました、狸の会長さん…」
「俺何かよ…我鬼の頃にやぁ、歩きながら、他所の庭の柿をむしって食ったり、畑の芋を掘って食ったり、とうもろこしや西瓜を取って食ったもんだ…腹が空いたら、豚の尻を包丁で削いで、焚き火で炙って食ったもんだ…」
「本当ですか…会長…」
と女は言った…
「本当だ…公園に行って、鳩を食ったり、雀を食ったり、烏まで食った…でもバッタが旨かったな…」
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