屋台のピンキリ話…第一弾

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そこえ浅やんが… 「何だよ喋ってばかりで、酒が進んでねえよ…どんどん飲んで、売上げを上げてくれよ…」 と酒を注いだ…今度は夫婦者が入って来た…段々賑やかに成って来た…すると又、若いアンちゃんが二人で入って来た…このお姉さんと、仲間のアンちゃんが浅やんにお会計と言った… 「お姉さん達帰るのかよ…」 「又ね、狸の会長…」 と言って外に出た〓ちょっとお待ちよ車屋さん…とタクシーを止めて〓ああ無情…アンルイス似のお姉さんは、帰って行った…、俺の隣に夫婦者が座った… 「仲が良さそうで良いよなぁ…」 「そんな事無いですよ、何時も喧嘩ばかりしてるんですよ…」 と女房が笑いながら言った… 「そんなこたあねえよ、倖せそうに見えるよ…」 「会長さんは、奥さんと仲が良いんでしょ…」 「〓ついて来いとは言わぬのに、黙って後からついて来た…何て事もあったけど…」 「じゃ、別れたんですか…」 「〓今じゃ無職の風来坊ってか…〓一人暮らしのアパートで、薄い毛布にくるまって…ってか…今は〓倖せさがしてだよ…」 「ああ、そう何ですか…」 と女房は俺の顔を見た
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