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そこえ浅やんが…
「何だよ喋ってばかりで、酒が進んでねえよ…どんどん飲んで、売上げを上げてくれよ…」
と酒を注いだ…今度は夫婦者が入って来た…段々賑やかに成って来た…すると又、若いアンちゃんが二人で入って来た…このお姉さんと、仲間のアンちゃんが浅やんにお会計と言った…
「お姉さん達帰るのかよ…」
「又ね、狸の会長…」
と言って外に出た〓ちょっとお待ちよ車屋さん…とタクシーを止めて〓ああ無情…アンルイス似のお姉さんは、帰って行った…、俺の隣に夫婦者が座った…
「仲が良さそうで良いよなぁ…」
「そんな事無いですよ、何時も喧嘩ばかりしてるんですよ…」
と女房が笑いながら言った…
「そんなこたあねえよ、倖せそうに見えるよ…」
「会長さんは、奥さんと仲が良いんでしょ…」
「〓ついて来いとは言わぬのに、黙って後からついて来た…何て事もあったけど…」
「じゃ、別れたんですか…」
「〓今じゃ無職の風来坊ってか…〓一人暮らしのアパートで、薄い毛布にくるまって…ってか…今は〓倖せさがしてだよ…」
「ああ、そう何ですか…」
と女房は俺の顔を見た
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