『ヴァンパイアちゃんVS○○○』…その弐
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おにいさまはいいなぁ… ヴァンパイアちゃんは、美しく着飾った《清らかなる乙女たち》と談笑するおにいさまの部屋の扉をぱたむと閉めると、自分の部屋にとぼとぼと歩いてゆきました。 くすん。 さむさむだから、せめてあったかくしていこぉ… ヴァンパイアちゃんはフードのついたマントとブーツ、そして手袋を身につけるとバルコニーから雪の降る夜空に向かってふわりと飛びたちました。
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