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秋「はい、じゃあ、２枚目めくりまーす……えーと……自己紹介だって」
爽「ああ、必要だね、たしかに。で、誰からにする？」
要「今日、到着した順でいいんじゃん。めんどくさいし」
↑
おい、要。めんどくさいってなんだ、めんどくさいって！
千「え!?そしたら俺から……」
秋「はい、じゃあ、千尋くん、おねがいしまーす」
おう？さっきから見てると結構、秋が仕切ってるっぽいな。結とか“ああ見えて！”“一応！”年長者なんだから、仕切るかと思ったけど……アンタも結構やる気ない感じだろ。
千「あ、えっと、奥村千尋です。高１です……え？なに？あとなに話せばいい？家族構成とか？」
要「いや、いいよ！千尋んち、なんか、ブラックだから……」
千「それ過去の話！今はもう平和にやってるから！」
要「あ、そうなの？てっきりまだゴタゴタしてるのかと……」
爽「千尋ほど壮絶な過去を背負った高１っていないよね……」
要「うんうん。俺たちの身に起こった不幸なんてハナクソみたいなもんだよねー」
爽「いや、要はハナクソとか言っちゃダメだと思う……千尋の次に不幸レベルが高いよ」
そうだよ、要。アンタの彼氏、一時は生死さまよってたんだから。おまけに記憶喪失っていうベタな展開ｗｗ
結「てか、キミ、すんごいモテそうだよね。見た目と中身がこれだけマッチしてるヤツ見たことねーわ」
千「え？いや、そうでもないと思いますけど……今なんか全然告白されないし」
秋「浅海がニラみきかして食い止めてるからな」
優ちゃん、千尋がバレンタインのチョコもらってただけでもヤキモチ焼いてたからね。
秋「んじゃ、次の人、だーれだっ」
要「あーい。逢沢要です！高３ですっ！」
千「え、要ちんって、３年生だったんだ……」
要「ん？それ、どーゆー意味かな、千尋ちゃん(ピキッ)」
爽「千尋……要はね、これからが伸び盛りだから。今はそっとしておいてあげて？」
要「爽ちゃんまでヒドイ！」
秋「てか、先輩だけど、敬語は使わなくていいよね。要ちん」
要「ねえ、なんなのお前ら……抱き愛チームって腹黒集団なわけ、ねえ？」
秋「あ、じゃあ、次は俺ねー」
要「話聞けよ！」
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