第一章 本当は便乗してニョタ化させようとして止めました。

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アルは頭をかきながらポツリと呟いた。 それから食堂に行くとキルの姿があった。 「よっ」 「なんだ、アルか」 「何食ってんだ?」 アルはキルの前の席に座りながら問いかける。 「グリーンカレーだそうだ」 「うわっマジで緑!」 キルが食べているカレーはルーが緑色で、ご飯とルーの上に黄緑色のタバスコのようなものがかけられていた。 「その黄緑色のやつって、何かメッチャ辛いタバスコみたいなやつ?」 「いや…俺も良くは分からないが、アリスがおまじないだとかでかけてくれた。正直無味無臭なんだよな」 キルはそう言って黄緑色の液体がかかった部分を食べる。 チックショー…やっぱこいつやけに男の娘にモテやがる… いや、普通の女の子にもか アルがキルの人気に嫉妬していた時、ふと黄緑色という所に何か引っかかった。 この色…さっきも見たような… そしてハッとした。
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