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そう言えば…さっきクロム大佐に突っ返した液体と同じ色ー!?
アルは勢いよくガタンと立ち上がり、厨房の方に向かった。
「何なんだ…?あいつ…」
キルはアルの様子を不審に思いつつも、グリーンカレーを頬張った。
「アリスちゃん!」
「はっはい!?」
カウンターの所に居たアリスはアルに呼ばれ、顔を出す。
「どうしました?」
「あのさ!キルのカレーにかけたやつ、あれ何!?」
「え…クロム大佐に貰った栄養剤ですが…」
まさか――っ
「その液体が入った瓶ある!?」
「あ、はい。これです」
アリスが差し出して来た物は、間違いなく、先程アルがクロム大佐に返した物だった。
やられた…っ!まさかアリスちゃんを利用するとは…っ
アルは片手で顔を覆う。
「あ、あの…」
「悪ぃ!アリスちゃん!ありがと!」
アルはすぐさま駆けて行った。
「一体…何だったんでしょうか…」
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