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「恨みっつーか…何か仕返ししてやりてぇなって願望はあるけど」
「ならば、僕と手を組まないか?
「はあ?」
明らかな疑いの声をあげるアル。
「手ぇ組むったって、何をするん…ですか」
一応大佐なので敬語を使うアル。
「簡単な仕事だ」
クロム大佐は、白衣のポケットから、小さな小瓶を取り出した。
中身は黄緑色の液体だ。
「この液体をキル伍長の口にする何かに混ぜて飲ませてくれればいい」
アルは、クロムに差し出された液体を受け取り暫し眺める。
「この薬の効果は?」
「飲ませてみれば分かる」
クスリと笑うクロム大佐の笑みに少しだけ寒気を感じた。
アルはクロム大佐と別れ、黄緑色の小瓶を眺めながら考え込んだ。
クロム大佐の薬はまぁ何かとすげぇとは聞いた事あるが…肉体的なダメージを負ったとは聞いた事ないし…(精神的なダメージはかなりあったらしいが)
「まぁ大丈夫か」
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