プロローグ

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今から十一年前…あの地獄のような日々が始まった。 当時の私のクラスは、前の学年での担任がヤンキーのような女性で、私たち児童を怒る時、「オラァ!!」とか汚い言葉使いで頭ごなしに怒鳴るというやり方でした。この先生はU先生としておきましょう。 今、思い出すと、何であのU先生は教員免許を取れたのだろうかと、不思議に思います。 まぁ、それが原因でクラスは荒れ始めたんですけど。因みに、頭も何処か可笑しな担任でした。 あれは、私が消しゴムを無くして困っていた時、教壇の前でクラスの皆にこう訪ねました。勿論、U先生も居ました。 朔耶 「私の消しゴムが無いんやけど、誰か知らへん?」 クラスメート1 「見てないわ~」 クラスメート2 「ごめん、知らへん…」 と口々に皆、知らないと言いました。 朔耶 「そっか~…」 私は、自分の席に戻ろうとしました。ところが、 U先生 「朔耶さん?今の発言はクラスの皆に失礼です!謝りなさい!!」 はぁ?(°Д°)←まさに、こんな感じでU先生見ました。 朔耶 「先生、私は消しゴムの事を聞いただけですよ?丁寧に皆に聞いただけで、何で謝らないといけないんですか?」 U先生 「言い訳は聞きません。早く謝りなさい!!」 朔耶 「……ごめんなさい」 ね?可笑しな担任でしょう?
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