15人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうして・・・・・・・?どうして私のそばからみんないなくなっちゃうの?なんでよ・・・・。」
ミクはその場に座り込んだ。
-----コンコン
部屋にノックの音が鳴り響いた。
「お兄ちゃん達!?帰ってきたのかも!」
勢いよくドアを開けるとそこには誰もいなかった。
「・・・んで・・・なんで・・・・。」
泣きそうになりながら床を見つめると、色あせた封筒が目に入った。
「なにこれ・・・・?」
封筒を開けると小さなメッセージカードが入っていた。
~ミク様~
この度はご招待おめでとうございます。
今夜21時に森の千年樹まで来なさい。
「これって・・・・KAITO兄さん達と一緒のカード?・・・よし、行こう。」
そして夜になるのを待った。
夜21時。
私は千年樹の前に立っていた。
「ん?なんだあれ?」
ミクの目の前には大きくて不気味な館がひっそりと建っていた。
最初のコメントを投稿しよう!