始まりの夜

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「どうして・・・・・・・?どうして私のそばからみんないなくなっちゃうの?なんでよ・・・・。」 ミクはその場に座り込んだ。 -----コンコン 部屋にノックの音が鳴り響いた。 「お兄ちゃん達!?帰ってきたのかも!」 勢いよくドアを開けるとそこには誰もいなかった。 「・・・んで・・・なんで・・・・。」 泣きそうになりながら床を見つめると、色あせた封筒が目に入った。 「なにこれ・・・・?」 封筒を開けると小さなメッセージカードが入っていた。 ~ミク様~ この度はご招待おめでとうございます。 今夜21時に森の千年樹まで来なさい。 「これって・・・・KAITO兄さん達と一緒のカード?・・・よし、行こう。」 そして夜になるのを待った。 夜21時。 私は千年樹の前に立っていた。 「ん?なんだあれ?」 ミクの目の前には大きくて不気味な館がひっそりと建っていた。
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