第1章

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多分、読み初めて20分くらい経ったのかな 僕の担任が教室に入ってきた。 僕はゆっくり栞を挟み本を机に入れた。 担任「皆さんおはようございます。」 担任がそういうとテンションの高い奴らが 「おはよー、せんせー!」 「今日も一段と眼鏡が光ってるね!」 「今日は暑いねー、先生!」 などと口々に言い出した。 この学校は 勉強や自分のするべき事をきちんとすれば良い。 という考え方なので規則などは結構緩い。 髪をあまり派手でなければ染めてもいいし ピアスも化粧もあまり派手でなければ… という感じなのだ。 ただし、勉強や部活などを怠れば 直ぐ様退学や停学などが待っている。 そーいう意味ではここは結構怖いよな。 担任「はい、今日も暑いですねー。」 生徒のテンションと比例しテンションが低いこの担任は結構生徒からの人気がある。 多分、先生とは思えない緩さと 美人寄りで赤眼鏡で色気があるからなのかな。ようわからんがな 27歳、独身だ。 僕も結構この担任は気に入っている。 1年の時の担任は熱血で 浮いてた僕にやけに構ってきたらな。 その点、この担任は放任で助かる。 気に入っているからと言っても 名前は覚えてないけどね。 担任「今日はー、…………」 あ、てか周りの声が不愉快なら 音楽聴けばよくね? うわ、僕馬鹿だなー。 明日から聴いて登校しよ。 担任「はい、今日のHRはおしまいー。    みんな、勉強頑張ってねー?」 「はーい!」 「せんせーも頑張れよー」 担任「言われなくても頑張りますよー」 相変わらず緩いなこいつら。 全くHR聞いてなかった。 ま、いつもの事か…。
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